身体が動かない。
自分の身体と脳みそが繋がっていないみたいだ、手足に力を入れようとしているのに、指先すらピクリとも動かない。
そのくせ感覚だけは普段よりも鋭敏なくらいで、横たえられた畳のほつれが背中をひっかく痛みがひどく気になる。


寝返りをうつこともできない私の視界にうつるのは、天井の木目だけ。
自分がどこにいるのかすらわからない。


（油断した……！　毒物の類……？
警戒はしていたはずなのに、これだけ完璧に動きを封じるような薬を盛られるなんて……）


悔やんでも後の祭りだ。
こうまで手足の反応がないと、薬が抜けるのがいつになるのかなんて見当もつかない。


そしてーー近づいてくる足音がここにたどり着くまでは、あと数秒だろう。


「ふむ、準備はできとるの」


部屋に入ってきた老爺に対して何か言ってやることもできない。

老爺も特に何か言うこともない。
ただ、両手に抱えていた様々な箱や瓶を無言で私の横に置いていく。

（何が、入ってる……？　くそっ、横目じゃ見えない……）

仰向けのままでは老爺が持ってきた瓶の中身なんて確認もできない。
もっとも、動けなければ見えたところで意味がない。

（くそっ、動けっ！　動けっ！！
このままじゃ、殺されてもおかしくない…… ）

瓶に入っているのが毒薬でない保証はない、箱の中からナイフが出てくるかもしれない。
殺されてもおかしくもなんともない、いや、それ以上だ。

（殺される方がマシ、でもおかしくない……）

ここは異界。
それもとびきり悪辣で、そして悍ましい、淫界だ。

よりにもよって女退魔師が、死ぬ程度で許されるはずがないのだ。

だから、今すぐに抵抗しなければいけない。
逃走しなければいけない。
こんな風に、ゆっくりと瓶を並べられているというその時点でーー

（まだだ……！　まだ、いや、絶対に、諦めない……！！）

そうだ、諦めない。
殺さないというならば、チャンスが来るまで耐える。
一瞬でも身体が動けば老人一人ぐらいはどうにでもなる。

（どんなに痛めつけられたって、辱められたって、耐えてみせる……！）

「……よし、はじめるかの」

老人がそう呟いて、箱から何かを取り出す。
手で握れる程度の太さと、2、30センチ程度の長さの木の棒。

先端が少し黒ずんでいる以外は、色も装飾も何もない単なる木の棒だ。
いや、というか、アレはーー

（すりこぎ棒……？　どうして、そんな物を……？）

だが、間違いない。
胡麻を擦ったりとろろを作ったりするのに使うアレだ。
キッチンや食卓でしか見ることのないような平和的な道具。
それはあまりにもこの緊迫した状況には似合わないように見える。

「さて、まずは……　芍薬、当帰、麻黄……　それから……」

老人は、ぶつぶつと独り言を呟きながら箱から何かを取り出している。
いや、乾燥した草花のようなアレは、独り言の内容からしてもーー

（漢方薬……？　見慣れないものもあるけど……
アレは薬箱ってこと？）

だが、そういうことならすりこぎ棒を持っているのもおかしくはない。
薬の類は粉末にして水分を加えて練り合わせることで効果が変わる物も多いからだ。

（つまりこの老人は薬を調合しようと……？
って、え？）

一通りの材料を並べた老人の手が伸びた先はーー私の、膣口。

（な、い、いきなり何をーー！？）

誰何することもできない。
口は愚か指先ひとつ動かせない。

ただ仰向けに寝転がったまま、老人の手が自分の性器に伸びるのを、みるだけ。

（や、やめ……）

しわくちゃの指が触れる。
陰毛一つない剥き出しの大陰唇を、乾き切った指がなぞる。
コップの縁をなぞるように、ゆっくりと、丹念に、私の性器が指の触覚と神経の全てによって確認されている。
大陰唇から会陰へ、小陰唇から恥丘へ、ゆっくり、ゆっくりと指が撫で回す。

（くっ、あ……　やめ、触るな！　確かめるなぁ！！）

そう、確かめている。確かめられている。
その指は見るよりもなお深く、私の性器の手触り、恥丘のハリ、湿度も熱も、毛穴の一つ一つに至るまで確かめているのだ。

（ゆびい、押し込む、なっ……！！
あーー　中、まで……！！）

当然、その指は止まらない。
陰唇を割り開いて、膣内を探り始める。

（やめっ……！　くあっ、触る、な！！
かきわけるなぁ！！　あっ！！）

かき分けている、そう感じたのは膣穴に対してではない。
指がかき分けたのは、膣壁の一つ一つーー膣肉の皺の一つ一つだ。

（あ、ありえなっ、指、なんて、えっ！！）

信じられない程に微細な、細かい動きだった。
私の肉の細かな皺と窄まりの一つ一つが、指で解されて震わされて触れられていく。

（ひ、いーー！？　やめて、そんな、知らない！？
そこにそんなに、しらなーー）

暴かれている。
皺の内側の触覚の一つ一つ、私の膣肉の持つ神経の一つ一つが、隠れていた部分まで全て指先に暴かれていく。

私すら知らなかった、私の中の神経が全て奥から引き摺り出されていく。

「濡れてきたのう……」

呟きは、聞かせるためのものではなかった。
ただ単純に、私の膣が愛液を垂らし始めてしまったからこその呟き。
性感を暴かれて撫で回されてしまったから、私の性器がそれを愛撫だと勘違いしてタラタラと愛液を漏らし始めてしまったのだ。

（くっ、そ……！　こんなの、違う……！）

ただの生理反応だ。
動けない状態で一方的に性器を触られてしまえば生理的な反射として膣は愛液を分泌する。
膣穴でくちゅくちゅと音が立っていても、性感を探りあてては撫で回してくれるその指に肉がちゅうちゅうと吸い付いていても、それは肉体の生理反応に過ぎない。

（こ、の……！　身体が動いたら、ぶん殴ってやるんだから……！
ひうううあっ！？！！）

びくんと跳ねあがったーー無論錯覚だ。肉体は完全に弛緩している。
手足も背筋も、跳ね上がるほどの運動を可能とはしていない。
だから、それはただ単にーー

（イッて、なんて、ない……！
こんな、の……！）

欺瞞だ。自分すら騙せない。
私は今、間違いなく性的絶頂を迎えた。
そして、今からそれを繰り返すのだ。

（ひーーうっ……！）

指が二本に増える。
二本の指が別々に動いて、膣肉の皺を丹念に伸ばして広げて、剥き出しになった神経の一つ一つを残らず全て撫で回していく。。

（あーー！！！　ぐっ、う、う……
ひっ、やめ、やめてぇ！！）

ビクンと跳ねるような感覚。
膣肉が蠢いて奥から雌の汁が溢れていく。
指はそれを絡め取って、粘度の高い汁を纏ったままでぐるりと膣中を掻き回す。

（ひーーー！！　あ、やめ、やめてっ！！
イッてる、もうイッてるから！！！）

ビクビク震える性器が叫ぶ。
声は出せない。

私は考えることと感じるしかできなくて、そして余りにもアッサリと絶頂してしまう。
ほんの少し前に『イッてなんていない』と強がっていたくせに、数秒も保たずに絶頂を認める有様。
動くこともできずたった二本の指で好き勝手に絶倒へ押し上げられる無様さに泣きたくなる。

（だめ、それでも……
耐えなきゃ……）

耐えるしかないから、耐える。
どれだけ無様でも、耐えるしかないんだ。
老人が指を抜くまで耐えるしかーー

「ふむ、良さそうじゃな」

（えーー？）

指が抜かれた。
本当に、何の躊躇いもなく、引っ掛けでもなんでもなくアッサリと。

（これで、終わったってこと……？）

でも、それなら助かる。
何度か絶頂させられただけならば体力の消耗だってあって無いようなものだ。
これで終わりならーー

（え、何ーー？）

仰向けの私の目に、老人の指が映る。
その指は漢方の材料をつまんでいて、動いていて。
その指は、漢方を運んでいて。
運んでいる先は、私の性器、でーー

（〜〜〜ー〜ー！！！？！！？！？！？）

理解は、触覚と同時だった。

（な、なんで！？！　なんで、どうして！？！！！
どうして、私の性器にーー膣穴に漢方薬を入れてるのよ！！？！？！！！）

理解できない、理解できいない、したくない。

陳皮、熊胆、芍薬ーー様々な漢方の材料が、順番に膣穴に詰め込まれていく。

（なに！？　なんで、いや！　そんなの！！
なんで、なんでそんなことをするの！？！）

どれだけ混乱しても、錯乱したって意味はない。
指は次々と漢方を入れていく。

異物の挿入を阻むべき陰唇は、さっきまでの愛撫で夢現のまま。
ゆるゆるのバカになってありとあらゆる異物を受け入れてしまっている。

（ひ、うーー！！　なに、染みてーー！？！）

漢方の類とは、薬効がある。
それはつまり、人間の身体に取り込まれて働きかける物であり、中には皮膚からでも吸収される物もある。
だから、そんな物を粘膜に直接触れさせてしまえばどうなるかなんて考えるまでもないのだ。

（あ、あ“あ”ああああっ！？！！！
か、かゆいーーー！！！　痒いかゆいかゆい！！！）

身悶えるほどの痒みだった。
性器の中がガビガビに爛れたような凄絶な痒さ。
膣肉の一つ一つが腫れ上がったようで、全身がビクビクと震え始める。
手足が動くならば今すぐ指を膣に突っ込んで掻きむしれるのに、それは叶わない。

（痒い痒いかゆいかゆいーーーー！！！！！
掻いて！！！　何でもいいから！！　掻いてかいて掻いてぇ！！！！）

白目を剥いて咆哮するーーいや、声は全く出ていない。
外部に何かを要請するなんて許されていない。
ただ身動きの取れないままでこの痒みを女性器で受け止めるしかない。

（ひ、いーーー………　あっ）

失禁のように愛液が垂れる。
あまりの痒さに女性器がバカになったのだろう。
まるで絶頂したようにダラダラと雌汁が垂れ流されてーー痒みが、治った。

（え……？　どうし、て……
水分で、変化したってこと……？）

そう、漢方の類は水分で薬効が変化する物は多い。
ましてやここは淫界だ。
呪的な意味合いを帯びるのであれば、退魔師の愛液を含んだ物が変性するのはおかしくはない。

（待って、それって、もしかしてーー
ひうっ！？）

指が陰唇を割り開く。
膣穴の中に入っていた漢方ーー私の愛液をたっぷりと吸って黒ずんだそれを、一つ一つ取り出してしまい込んでいく。

（こ、の……！　私で、漢方を作ってるってこと……！？）

自分を材料にされる屈辱と恥辱に身体が燃え上がる。
今すぐにこの老人を殴り飛ばしてしまいたい。

「さて、次は……」

だが、私は抵抗なんてできない。
睨みつけることさえできているかわからない有様だ。

ただ仰向けのまま、老人が新たな漢方の材料を箱から取り出すのを見ることしかできない。

（アレは、芍薬、鹿茸……）

取り出される漢方は様々だ。
草花から作られる物、乾燥させたた虫や、動物の内臓……

（あんな、物を……！）

漢方は口から飲む物だ。
だから、本来はその材料を一々気にするなんて馬鹿げている。
でも、自分の性器にねじ込むだなんて言われれば話は違う。

（海狗腎ーーオットセイの、睾丸……
広狗鞭ーー犬のペニス……
鹿鞭に、虎鞭ーーこ、このぉっ！！！）

あからさまに過ぎる。
私の性器に今からねじ込まれるものは、ペニスだ。
乾燥させた動物のペニスや睾丸が私の性器にねじ込まれる。

歪み切った悪意と性欲を突きつけられて頭がクラクラする。
なによりそれを拒否することはおろか逃げ出すこともできない絶望感が、頭に鉛のように溜まりはじめる。

（ダメ、だ……！　挫けるな……！
心まで折れたら、異界に取り込まれる……！）

そうなれば終わりだ、本当に何もできなくなる。
ましてや私は女退魔師、淫界を確立させてしまえば外部からの干渉可能性すら絶無。
比喩でも何でもなく、未来永劫囚われて地獄の陵辱と冒涜を受け続けることになる。

（諦めない……！　絶対に……！）

せめて、せめて意志を強く保つ。

くちゅ

私の陰唇が割り開かれる。
愛液で濡れたそこに、乾いた犬のペニスが押し当てられる。

（ぐっ……！）

おぞましいーーそれでも、止まらない。
小陰唇をかき分けて、膣内へとペニスが挿入される。

（ぐううぅぅぅうっ！！　こ、の……！）

止まらない、淡々と作業は続いていく。
虎のペニスが膣に突っ込まれる。鹿のペニスが性器にねじ込まれる。
三本のペニスを鉗子のように使って広げられた性器にオットセイの睾丸が突っ込まれる。

（気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い……！！！！）

ぐりぐりと、奥へ奥へと入っていく。
膣の穴を動物のペニスで拡げて、動物の睾丸を飲み込ませて、かき混ぜられている。

「ふむ、次は……」


老人の指は止まらない。
犬の睾丸、猿の胎盤、黒ずんだよくわからない物まで。
私の膣へと無造作に、淡々と、悍ましい悪意が詰め込まれていく。


（こ、の……！　私の、そこは、そんな物を入れる場所じゃ……　ない……！）

無意味だ、どれだけ嫌がっても怒っても意味はない。
私はただ仰向けになったまま、性器に異物を詰め込まれ、動物の性器を詰め込まれている。
悍ましさと不快感に気が狂いそうになっても意味はない。
そもそも意志を表出させることすら出来ていない、斟酌などされるはずもない。
淡々と、淡々と私の身体は使われていく。

「こんな物かの……」

（ぐ、うううぅ……　き、つい……！）

どれほどの異物を詰め込まれたのか、目で見て確認はできない。
ただ、性器が破れそうなほどの圧迫感と痛み、内臓を押し上げるような不快感が、私の膣穴を全て埋め尽くすまで異物をねじ込まれたことを教えている。

（奥、まで……　入って……　あ、ぐ……）

乾燥しているとは言え、ペニスだけでも三本入っている。
正気ではない、ほぐされて伸ばされた膣であっても、通常ならば破れて裂けている程の暴虐だ。

でも、私は耐えている。まだ耐えられる。
そう、今はまだ耐えられるのだ。
それでもーー

（う、くるしい……）

苦しい、気持ち悪い。
性器が内側から裂けてしまいそうな圧迫感と、臓器を内側から押し込まれる不快感。
さっきまでの激しい苦しさが無いからこそ、自分の性器の状態も、そこに突っ込まれている物のおぞましさも感じてしまっている。

いっそのこと、引き裂かれてしまえば。
そんな破滅的な思考すら頭をよぎる。

（ダメだ、弱気になっちゃ、ダメ、だ……）

でも、苦しい。気持ち悪い。
いやーー痛い？

膣が、圧迫感を越えて痛みを訴え始めている。
長く圧迫されたから、ではない。
これはーー


（これ、膨らんで、きてる……）

ペニスが、膨らんでいる。
私の膣穴に挿入された獣のペニスが、私の雌の汁を吸って膨らみ始めている。
膣に突き刺さったペニスが、体積を増して膣穴を押し広げている。

（ひーー　い、いた、い……　あ、や、だ……　ぶよぶよ、して……）

既に膣穴の全ては埋め尽くされている。
ぶよぶよと肉の弾力を取り戻した獣のペニスが膣壁にへばりついている。
いやーーそれは、動いている。
体積を増やす中で、柔らかさを得たそれはぐねぐねと蠢いているのだ。

（い、やーー）

死んでいるはずのペニスが膨らみながら蠢いている、そのおぞましい光景が目に浮かぶ。
いや、目で見るよりも鮮明に、手に取るよりも詳細に感じている。
だって、それは今まさに私の大事な場所でーー

（いやいやいやいやぁ！！！　抜いて抜いてぬいてぇぇええええ！！！！！）

なんの余裕もない、圧倒的な生理的嫌悪が全ての思考を吹き飛ばす。
ぐちょぐちょと音を立てて私の膣が蹂躙されている。
汚されている、穢されてレイプされて犯されて擦られて貶められて踏みにじられているーー！！

「ふむ、そろそろかのう？」

様子を見ていた老人がこちらに向けて座りなおす。
そうだ、はやく、はやく抜いて。
この悍ましい獣ペニスを私の膣から今すぐ取り除いてーー

なのに、どうして。
どうして、手にすりこぎ棒を持っているの？

（……うそ）

わかっている。
わかってしまっている。

私は、漢方を作るための材料であり、容器でありーーすり鉢なんだと。

（やめて……）

無駄だとわかっている懇願を、口にすることすら出来ない。
ただ、すりこぎ棒が私の膣穴に添えられてーーねじ込まれた。


（ああ“あ”ああああ”あ”ぁぁぁあああ”あ”あ”あーーーー！？！？！！）

ぶちん、ぐちゅっ、ぶつぶつ、ばちんっ

（いぎいいいい”い”い”い”い”い”い”いい”い”い”い”い！！！？！！！！！）

潰れてる、肉が性器が私が潰れてる。

ぶち、ぶち、ばちん、ぐりぐり、ぐち

すりこぎ棒で潰されている、ぶつぶつ潰れて、押し付けて、何度も何度もねじ込んでいる。
ペニスが膣肉の中で潰れているんじゃない、膣肉と一緒にゴリゴリと肉が潰されてミンチにされてこね回されている。

ぐちょ、ばつ、ぐちゃ、ぐりぐり

（あ”ーーーーーーー！！！！　あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！！！！）


痛みに脳みそが白熱する。
喉が潰れるまで絶叫したいのに叫ぶことが出来なくて、脳みそだけで膣肉がペニスごとすり潰される激感を全て受け入れている。

「むっ、ここに固まっとるのう……
そー……　れいっ！」

ずどっ！！


（ぎゃああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！！！！！！！！！！
が、え”ーーー！！　～～～ーーー～～～ーー！！！！　ーーーーーーーー…………
あ、は　）

ぶちん、と頭の中で音がした。
何か大事な部分の線が切れてしまった、そういう音。

ぐちゃぐちゃと、かき混ぜられている。
私の膣穴はすり鉢になって、獣のペニスと睾丸と膣肉を漢方と一緒にすり潰されている。

もう、痛くない。
痛みを感じない、ただひたすらに性器をかき混ぜられて擦られて潰される感覚だけが頭を満たしていく。

（あ、そっか、さっきの、痛覚が切れたんだ）

きっと二度と戻らない。
永遠に私は痛みを感じることはない。
他の感覚を一切損なうことなく、ただ痛覚だけが永遠に切断されたんだと理解する。
私の身体は壊れて、二度と治ることはない。

（ひうっ、あっ、あっ、やだ、きもち、いい……）

痛覚を取り払った膣内は心地よかった。
太いすりこぎ棒でごりごりと性器をほじられて擦られるのが、気持ちいい。
ぐちゃぐちゃに潰れた肉がローションみたいにぬるぬるしている。
正気では悍ましさに気が狂ってしまうような行為が、ただただ気持ちいい。


（あっ、んあっ、ふっ、う～～……　あっ、そ、そこっ！
ひっ、イクっ！　イクぅっ！！！）

肉の奥にあった神経がむき出しになってゴリゴリと潰される。
狂気にまみれた異常な性感にあっさりと屈服して潮をまき散らす。

（あーー　わた、し……　こわれ…………）

ぐりぐりぐりっ

（んぎゅうううううぅぅうっ！！！？！！！　そこっ、まだびんか、んん”ん”ん～～～！！！！）

一度決壊すれば止まらない。
絶頂する、アクメする、崩壊する。

潮を吹いて膣をうねらせて、膣に突っ込まれた木の棒に必死で肉を絡めて奉仕して気持ちよくさせてくださいと懇願する。

（お、お“お”っ♡　ひっ、なん、でっ
　よわいとこ、ばっかり、い“うっ♡♡♡）

バチバチと目の前が弾けるようにアクメする。
気持ちよくてきもちよくて、もっと気持ちよくなりたくて擦られているところに集中して、集まった意識ごとすり潰されてぐちゃぐちゃになってイク。

（あ、そっか……
　膣のザラついたとこ、すりおろし器に、してるんだ……）

アクメとアクメの合間に、自分の性器で何が起きているかを理解する。
すり鉢としての作業効率を考えれば当然の使い方。
私の膣穴で最もすり鉢として便利な場所ーー
一つ一つの肉ひだの合間にみっちりと神経の詰まったその場所こそが、すりこぎ棒でゴリゴリとすり潰して削り下ろすのに一番使いやすい場所なんだ。

（あ”ーーーーーーーー！！！！！
　あぅあ“っ♡　ひーーーーーー！！！！！
　ひぎゅっ♡　ひい”い“い”い“い”ぃいいい♡♡♡）

ぶちぶちと千切れて潰れて、それが気持ちいい。
頭が全部気持ちよくて、お胎がびくびく震え得ながら泣いている。

（ひっきゅうううぅーーーーーー♡♡♡
　お“あ”ああああ“あーーーーー！！！！！！）

声が出せないから、潮を噴いて叫んでいる。
泣けないから、おしっこを漏らして泣いている。
跳ね回れないから、膣肉を蠢かせて悶えている。

もう無理だ、耐えられない。
頭がぐちゃぐちゃにすり潰されて身体も心も何もかもドロドロになっている。

私は、私はーー


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

そして私は、諦めた。

